金澤 韻(かなざわ こだま):現代美術キュレーター。国内外で多数の展覧会を企画。グローバリゼーションや日本の近現代における文化帝国主義を扱い、時代・社会の変化とともに変容する人々の認識と、私たちに精神的な困難をもたらすものを捉え、キュレーティングを通して問題解決の糸口を探る試みを行う。
ニューメディアアート、インスタレーションから絵画や工芸まで幅広い表現領域のアーティストたちと協働。また、彼らの実践をよりよく伝えるため、しばしば実験的な手法でキュレーティングを行う。特に、創作的テキストを作成し物語の中で作品を紹介していく方法を取ることがあり、その分野の仕事に「逆旅京都」(京都市、2024)、「生土礼賛」(上海明珠美術館、2023)、「小説嶋タケシ」(十和田市現代美術館「ウソから出たまこと」内プロジェクト、2019)などがある。
東京芸術大学大学院美術研究科、および英国王立芸術大学院大学(RCA)現代美術キュレーティングコース修了。熊本市現代美術館など公立美術館での12年の勤務を経て、2013年に独立。2017年4月から2020年3月まで十和田市現代美術館の学芸統括としても活動。CIMAMメンバー。コダマシーン Code-a-Machine(金澤韻+増井辰一郎)ファウンダー、アーティスティックディレクター。現代美術オンラインイベントJP共同主宰。

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